十二支
十二支の一つとして年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は西北微西、年は西暦を12で割って余りが2の年、夏暦では9月、時刻は夜7時から9時を表す。
漢字として
戌
- Unicode
- U+620C
- JIS X 0213
- 1-56-92
- 部首
- 戈部
- 画数
- 6画
- 意味
- 十二支の第11位。
- 字形
- 鉞の象形。〔説文解字・巻十四〕には「滅なり。九月、陽气微かにして、萬物畢(ことごと)く成り、陽下りて地に入るなり。五行、土は戊に生まれ、戌に盛す。戊の一を含むに從ふ」とある。これは、陰陽五行説で、戊と戌がとも土、陽であることによるもの。しかし甲骨文、金文は戊と同じく鉞の象形。十二支に使うのは仮借。
- 音訓
- 音読みはシュツ(漢音、呉音)、ジュツ(慣用音)、訓読みは、いぬ、けずる。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。十二支の字の中で人名に使えないのは戌だけ。JIS X 0213第二水準。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首として扱われるが、戌以外の字はない。
- 意符
- 〔説文〕は戌を含む会意字に、𤇳(烕)、咸などを挙げている。
- 声符
- 戌を声符とする漢字として〔説文〕は歲(歳)を挙げる。
関連項目
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