般若(はんにゃ)とはサンスクリット語の प्रज्ञा (prajñā プラジュニャー)あるいはパーリ語の पञ्ञा (paññā パンニャー)の音写である。
- (悟りを得る)智慧、というような意味の仏教用語で、大乗仏教で重要視されている。「般若心経」の項も参照。
- 般若の面のこと。嫉妬や憤怒に燃える鬼女の能面である。
- 大般若長光 - 国宝指定の太刀。鎌倉時代の備前国の刀工、長光の代表作。奥平松平家にゆかりがある。
- 日本の苗字。富山県高岡市に集中しており、高岡市では珍しい苗字ではない。越中国礪波郡般若野(現富山県高岡市、砺波市付近)発祥とされる。 → 日本の苗字(名字)の一覧
- 秋田県出身のミュージシャン・ヒップホップMC
- お笑いコンビ→はんにゃ
- ニコニコ生放送のユーザー名。複数名いるため「般若(生放送記事)」にて曖昧さ回避。
般若にゆかりのある概要
一般的に般若としてイメージされる般若の面は能面の一種であり、嫉妬や恨みの余り鬼女と化した女性の表情を表現している。
呼称の由来は般若坊という僧侶が作面したからという説や、能『葵上』のモチーフになった『源氏物語』「葵」巻で六条御息所の生霊(能では般若を被る)が般若経で退散した所からという説などがあり、あまりはっきりしていない。
何とも美しくも恐ろしい顔立ちの面ではあるが、古来より鬼瓦のように災厄を払うともされていて、玄関や床の間に般若の面を飾る地方もある。確かに夜中に見ると怒りと悲しみに歪んだ蒼白の面が闇に浮かんでいて死ぬほど怖い。
明治の文豪・幸田露伴は、とある座談会の中で、「般若は究極の美である」との言を残している。頬骨や顎、鼻や眼窩の彫りの深い美しい顔立ちを、行き着くところまで進めると、般若に辿り着くのである。
ニコニコ動画内でも般若とのコメントがみられることがあるが、彼らはすなわち、究極の女性美を愛でる求道者なのである。
ようは世界一かわいいよ!ということである。
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