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「郭援」（（カクエン ？ ～ 202）とは、三国志に登場する人物であり、顔良や文醜にも引けをとらない袁紹軍の隠れた猛将である。
コーエーの歴史SLG「三國志」シリーズでは、三國志11で初登場する遅咲きだが、豪快なヒゲ面の顔グラから顔芸武将の一人とされている。
正史では
狭量ぎみで無鉄砲らしいが、袁紹の死に乗じて曹操軍が攻撃してくると、名族袁家の後継者となった袁尚が、匈奴をそそのかして河東郡の平陽城を占拠させ、曹操の討伐軍を率いていた鍾繇（鍾ヨウ）がこれを包囲したところで、袁尚により河東の太守に任命された郭援と高幹らが河東へと攻め込んだ。
それは戦う前に負けを取る考えだ。郭援は強情で負けず嫌いだから我が軍を侮っているはずだ。
と言って袁尚と共謀していた馬騰を張既と傅幹に説得させ、応じた馬騰より西涼の錦馬超と龐徳（ホウ徳）ら1万の兵を援軍として迎い入れた。
平陽までの道中の城を全て降伏させていった郭援だったが、絳を守備していた賈逵が城に籠もって抵抗したため、猛攻により絳を陥落させると、賈逵の名声を惜しんで自らの幕僚に取り立てようとした。
国家の長吏が賊に土下座できるか
として応じず、怒った郭援が賈逵を殺そうとしたところ、郭援の側近の諫言によりとりやめたが、郭援の進撃を妨害しようとした賈逵は、策を用いて郭援の参謀を務める祝奥を混乱させて郭援軍を七日間足止めされてしまう。
紆余曲折あって平陽でおじの鍾繇（鍾ヨウ）と対峙した郭援は、鍾繇（鍾ヨウ）の読み通りに鍾繇（鍾ヨウ）軍を侮り、側近の諫言を聞き入れずに渡河しようとした為、半分ほども渡りきらないうちに鍾繇（鍾ヨウ）の攻撃をうけ、馬超が足を負傷する激戦の中で、郭援は龐徳（ホウ徳）に首を斬られて戦死し、高幹や呼廚泉は降伏した。
帰陣した龐徳（ホウ徳）が、郭援の首を鍾繇（鍾ヨウ）に見せたところ、鍾繇（鍾ヨウ）は大声で泣きだした為、郭援が鍾繇（鍾ヨウ）の甥である事を知った龐徳（ホウ徳）が詫びをいれようとすると、
郭援は我が甥だが国賊である。卿が謝る必要はない。
と鍾繇（鍾ヨウ）は答えた。ええいめんどくさい。だったら泣くな。
※その他「郭援」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照
演義では
郭援は、三国志演義には登場しない。
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