ニコニコ大百科

アレすぎると評する程に主人公の人間性が悪しきモノなのかは疑問の余地があるとして、仮に主人公補正が働いていた場合ならエーミールの批評は値打ちの評価のみで済んで余計な禍根を残す事はなかっただろうしクジャクヤママユの一件ではそもそも訪問した時にエーミールが在宅中で普通に見せてもらっただけで終わってただろうな
…うん、書いてて思ったけどこれだと普通の友人同士だわ

エーミールからの批評が望んだものと違ったから
訪問した時に誰かが在宅していれば

こういう諸悪の根源を、他者や環境のせい、運が悪かったりすることにしちゃうのが根本的に違うのよね

「僕」はそもそも回想冒頭の時点で、自分の現状の劣等感から他人にコレクションを見せない精神で、そんな時に普段から“一方的に“悪感情を抱いてるエーミールだけに「見せつけて自慢してやろう」と思ってたら、見事に撃沈されただけ
理不尽な要素なんてどこにもない
最初から僕という人間がどんな人間なのかは随所で描いてて、最期にその総締めが描かれただけ
エーミールの僕に対する友情はわからないけど、僕はそもそもエーミールを友達とは思っていなかった節もある
決して裕福な家庭とは言えないけど、僕の心(精神力な根っこの部分)はもっと貧乏だっただけや

よく僕の悪い点としてエーミールに(内心)自慢目的で蝶を見せに行った事が挙げられるけど、そもそもな問題として他者に何かを自慢したり見せびらかしたりするのってそんなに悪いことかな？
対抗心や劣等感を抱いている相手に対して何か一つでも勝りたいって気持ちは人間心理としてごく自然で理解できる感情だし当時の僕くらいの年齢が抱く子ども心としては特に卑下されたり侮蔑の対象にするようなものじゃないのでは

>>783
そのへんの捉え方は日本と西洋の文化的な違いが大きいと思う
日本は基本的に自己顕示欲を出さず謙虚である事が美徳とされるのに対して西洋ではグイグイ自己顕示していくのが当たり前で逆にそうしない奴は軽んじられる傾向にあるし
多分作者のヘルマンヘッセも蝶を見せる行為自体を僕の悪性かのように捉えられるのは予想外だったのでは

本当にきちんと作品を読み取ってるのかな?
「僕」は普段から自分のコレクションの環境に負い目を感じ、エーミール含めて周りの人全員に見せないという逃げの姿勢からの、珍しい蝶が手に入ってからの「せめて気に入らないエーミールにだけは見せてやろう」という悪性や人間的弱さとして描かれているはずだがね
むしろそういう部分が最終的な結末に繋がったと解釈もできるが

対抗心や劣等感から調子にのって自慢して見せびらかすのも個人の勝手
でもそれに対する周りの反応も含めて受け入れなさいよ。少なくともエーミールは人間的批判とかの距離を置くような発言はしていない
そして、僕はそれ以降エーミールとの蝶に関する交流を絶つという成長とはほど遠い選択をしてしまった
僕に対してよく「子どもだから仕方ない、むしろ人間らしい」と擁護それてるけど、むしろ人間としてダメすぎるでしょう
完璧聖人を要求する気は無いけど、人間性の欠点は本人がそれを改善しようとして初めて許された方がよろし

>>784
今風に言えば僕みたいなタイプはナードって事になるのかな
この作品日本以外じゃほぼ知名度ないらしいけどもし機会があれば色んな国の人に読んでもらってそれぞれの文化圏の価値観から見た受け止め方の違いとか議論してみたい

少々遡って読んでみたらエーミールにこっぴどく批評された「僕」の蝶がオオムラサキになってて困惑

自分の記憶が正しければ（というか記事にも書いてあるが）「僕の地方では珍しい、青いコムラサキ」との記述だったはずだが… まぁ当時読んだタイトルは記事にもある『クジャクヤママユ』の方でエーミールも蛹から孵化させたなんてなかったしそういう版の違いによる差異かもだけど

人間誰しも持っている悪性を非難されるのはおかしいと言うが、「普通なら」その悪性を律しながら生きているものだ。
そして子供だから仕方ないと言うが、この話は相手も子供であって主人公の悪行を「大人として」我慢してやる筋合いなどない。
結局訪れるべき断罪が訪れただけの話なんだよな。

>今日また、君がちょうをどんなに取りあつかっているか、ということを見ることができたさ。

この一文が物凄く至言
人間って心ここに有らずの時こそその人の真の姿が出るよな

事件前エーミールにとって僕はどう見えていたのか
これを考えるのもまた面白い。

そうかそうか…
は「僕」に対するエーミールの見方が変わったと捉えるかどうかもふくめてだが。

}}40さん、指でか過ぎ(ｗ

あっさり「僕」に感情移入してエーミールに悪感情を抱いた人に
存在しないエーミール視点編を読ませたらどういう感想になるのか
私、気になります

定期的に無理筋で主人公を庇う奴が出てくるのは何なんだ？w
そんなに共感できちゃったのか？

アーマードエーミール

私がエーミール説根拠しらんけど怖くて好き

自分の家に侵入して宝物を壊した人物に対し、子供には似つかわしくないほど冷静かつ理知的に断罪したもんだなと思った。

僕に共感できるというよりエーミールの嫌味ったらしい性格と言い方が反感食うんだろう
嫌味というか人間味の欠けるキャラクターだから感情移入するのが難しい
いっそ怒って殴るくらいの方がエーミールに感情移入する人は増えたんじゃないかな

エーミール視点の二次創作授業で書かされたな…

TSしたら抜ける奴

下にスライドした時に出て来る女体化エーミールくっそ抜ける

エーミールにエロ同人見せたらどんな反応するんだろう
つまりきみはそんなきもちわるいやつなんだな、位罵倒してもらえるかな

>>798−801
なんだこの流れ！？（驚愕）

>>802
そうかそうかつまりきみはそういうやつなんだな（歓喜）

いつもエーミール議論されて思うんだが
別にどっちが悪いとか人それぞれ違うだろうしこういう考えもあるんだな程度に思えば良くない？いちいちレスつけていや違うでしょとかいらんでしょ
自分はもちろんぼくが悪いとは思うけど中一の初めて読んだ時はエーミールは薄気味悪くて嫌いだったな。あと主人公ってこともあってかぼくのほうが考えや思いがわかるし

暇潰しにこれ渡されても胃もたれしそう

エーミールVS大造じいさん を見たい

　エーミールが冷たいっていう人のコメ見ると、これがオタク文学の祖って言うのは凄くしっくり来るわ。

　オタクにとってのコレクションってペットとかと同じだからね。
　発見から入手に至るまでの経緯すべてが『コレクション』であって、仮に同じ品物がどれだけ市中に流布していようと、代わりなんてない。

　仮に僕くんがオタクを自認するのなら、他人のコレクションを羨むのも仕方ない、それを盗みたくなるほど欲しくなるのも分かるけれど、うっかりでもそれを汚損するなんか同じオタクとしてありえないわけでさ。
　エーミールの断罪は「お前のコレクションに対する気持ちってその程度だったんだな、お前にオタクだなんて自称して欲しくないし、うっかりでもコレクションを壊すような人間の持ち物なんてたかが知れてる」っていう純粋な失望だと思うんだよね。

　これが分からないって人は、蝶のコレクションをペットにでも置き換えてみたらいいんじゃないかな。

　コムラサキの下りはペットの扱いに関する事柄で（例えば飼い猫を外飼いにするか室内飼いにするか的な食い違い）、盗みからの破損の下りは、誘拐したらリード離してしまって事故死したとかで。

エーミールの煽りにブチ切れて38式歩兵銃をぶっ放す太造じいさん

教科書オールスターズに大造じいさん出ねえかなあ（唐突かつ意味不明な掲示板レス）

>>804
というか本来「どちらに共感できるか」と「どちらが悪いか」は全く別次元の問題なはずなんだけどね
そこを履き違えてるのか混同してるのか片方に共感する=もう片方が否定されてると受け取って感情的になる人が多いのも議論が尽きない要因に思える