ニコニコ大百科

一見冷酷だったり昼行灯だったりするけど、実は内心熱血熱々の人ってある程度付き合わないと分かりにくかったりするよね。

僕という存在の欠点はまさにエーミールに対する付き合い方を、自分から壁作って結局最後まで理解する(してもらう)ことを拒絶してしまった末路なんだろう
まぁ絶対に合わないタイプというとはどんな人間にも存在するから無理やりでも接触するべきとは思わないけど、お互いの情熱を健全に競う機会や時間はたくさんあっても僕はその手のことに消極的だった
エーミールから「君がどんな風に蝶を扱ってるかわかった」と人間性を見抜かれてしまったのに対して、僕がエーミールに最終的にどんな人間性を評したのかは割と気になる

>>870
人間味がないというか子供らしくないって意味ね

>>872
語られているのが現在の主人公の視点からだから、
結末まで見ても結局「非の打ちどころがなさ過ぎていけ好かない奴」以上のものではないのではないか

>>873
子供らしくないという意味でだったか
まぁ大人から見た子供というのが必ずしも想像通りの存在とは限らないからね
まぁ
>>874
そうだった。大人としての語り部だったわ

皆少年時代そんな経験あるやろうなとは思う。ワイは物は盗まなかったけど、待ち合わせの約束を一回破ったことあったわ。それで友情関係が破損した小6の頃を思い出す。反省したけど、許してもらえなかったな...中学の頃はあまり気にしなかったけど、大人になるとすっかり苦い思い出や

これ、エーミールのほうは「僕」を特に嫌ってた様子はないんだよね
蝶の扱いが下手だとは評しつつも、それでも同じ趣味を持つ者同士として一定の親近感みたいなものはあったんじゃないかなと
だからこそ「そうか君はそういう奴なんだな」という失望と軽蔑に繋がるわけで

まあこの語り部である大人の「ぼく」自体も悪徳という表現からするに
結局コンプレックスの昇華の仕方を身につけられず捻くれた大人として成長してしまったのだろうということは想像に難くない
真っ当な大人ならこんなん全面的に自分が悪いって気づくし相手を悪くなんて言えませんわ

結局エーミールが今でものこんなに議論されるの、肝心の原作がマジで「は？…で？え、終わり？」ってなる最後だから延々と頭にモヤモヤを残してくところなんだよな。
俺も「教科書だからこの中途半端なところで切られたんだな」って思って続き探したわ。でも続きはなかった

子供の頃ですらすでにコミュ障だった俺にも少なからず友達がいた。
その中でもよく遊ぶ友達の一人は、自分よりも貧乏な家庭で、ゲームすら勝ってもらえなかった。俺は友達に気に入られたくてお古のGBAとソフトを貸したりしていた。友達がクリアした場合は感想を共有したりしていて、結構楽しかった。
貸したゲームは当然クリアしたら返してくれた。だがある時、あるゲームに関しては違った。
いつもの用にとあるRPGを貸したのだが、後日、1～2年後ぐらい後に
「ごめんあのゲーム改造に使ってぶっ壊れちまったから返せないわｗｗｗ」って電話の連絡が、
"貸した友達とは違う奴（一応こいつも友達）"からきた。俺のゲームは又貸しされた挙げ句改造されお釈迦になってしまったようだ。
しかし当時の僕はああ、いいよ別に…とその連絡を受け流していた。
友達に又貸ししたことを責めることもなかった。
今思い起こすと1年前のゲームにいまさら怒って友達を失うのは釣り合っていないな、と考えたからそういう対応をしたのだろう。
現実はこんなもんだ。
仲のいい友達に直接被害にあったわけじゃないし、
おれはゲームオタクではあるがコレクションする趣味はあまり無いし
展翅と比べてまた買えばいいだけの話だし、
展翅とくらべてゲームはいい趣味とは言えなかったからその卑屈さもあったかもしれない。
だから完璧に同じ被害にあったとはいえないが、それでも言わせてもらうが
エーミールの対応は冷たすぎると感じるよ。
普通はあんなにすっぱり友情は切れない。
エーミールにとって僕は、多くいる友だちのうちの一人でしかなかったんだろう。一人の友達、小さなコミュニティに縋るしかなかった俺とは違うやつなんだな、きみは。羨ましいよ。

エーミール君のことがわからないといった側からあれだが、心の中のエーミール君がのぞかせることはネットだとよくある
最近だと自称ゲーム好きのゲーム実況者
ゲーム好きならこのネタわかるよなぁってネタがわからなかったり
ゲーム好きなら簡単にわかりそうな製作者の意図も理解できなかったり
ゲーム好きなら絶対に何らかの反応するだろうって所で無反応だったり
めんどくさいけどやると楽しい要素を全スルーしてたり
手に入れただけでそれまでの仕様とは違うのが分かるぶっ壊れ武器を好んで使ってたりすると
そうかそうか、つまりきみはそういう（ホントはゲーム好きでもなんでもなく、ただ金稼ぎになるからやってるだけの）ヤツなんだなってなる
これも関係性の低いネットの人間だからこそ思うことだけど

こうやってずっと人の心に残って色々議論されてるあたり、作者だけじゃなく国語の教科書にコレを選定した人もしてやってりって感じだろうな

中2時代の国語の教科書に載っていたけど、俺は当時ヘルマン・ヘッセ氏の自伝と勘違いして、『僕』がヘッセ氏の少年時代だと思っていたな

あーなるほど
796の友情が僕>エーミールの一方通行説か面白いな

年取るとまた一周回って周囲の子供らのエーミール評価が分かるようになるな
エーミールの最後の僕への態度って実はやせ我慢もかなり含んでるように感じるし、年取るとそれも分かってきて可愛いんだけど、
同世代から見るとそういう態度は可愛げないんだろうなっていうのも分かってくる
ものすごく極端にいうと、いじめられても泣かないやつ？
悲しい、辛いをストレートに表現しないから、周りからは共感してもらえないし、庇護に動いたり、手打ちにもできない感じ？
感情で生々しく時に気まぐれに通じ合いやりあってる仲で、一人だけ大人のように理性を交流の通貨にしてるから断絶してるのよ
エーミールは子供は子供なんだけど、やっぱり少しだけみんなより精神年齢が高いんだろうな
それで感情論の子供の態度代表のぼくとちょっぴり大人のエーミールがああなるのはそらしょうがないわなって思う

当時は嫌味を言うまでもなく出て行ってもらえよと思ったが、今ではきつく当たって断交しないとこの手合いはなあなあで付き合おうとするんだろうと理解した。女ならすぐ分かる話だな。
今でいう弱者男性案件だ
全て言わないと自分は悪くないと思い込むし、みなまで言えば不毛で偏狭な持論で恨み続ける

削除しました

顰蹙を買うのが趣味なら勝手にすれば？
目ん玉が飛び出るほど派手に売りつけてやる

すかさず弱者男性ってワード持ち出していく辺りにどういう人間なのかが透けて見える

そうか! 君は普段から雑に扱ってるから人のコレクションを盗むことでしか自尊心を満たすことができないんだね

かわいそ・・・

エーミールがコムラサキの批評で口にした「20ペニヒ」を調べてみたら
諸説あるけど安いもので100円、高いものだと食パン2斤ぶんとかいう話が出てきた
傷アリだけど希少性は認めててそれなりにいい値段付けてんじゃんエーミール

エーミールになじられた「僕」がキチゲ開放しながらコレクション粉砕するシーンがカイロ・レンみたいで面白かった

マジで！？私も蝶オタクだよ！？
コムラサキとか持ってるし蝶好き！！

エーミール「とか言うヤツにオタク話する気になれないっていうか」

続きがなくてブツッと話が終わるのは、コレ以上無い関係の終わり方のリアルだよな
潰れたクジャクヤママユをエーミールが必死に修復してたのといい、「僕」が見えてない視界の向こう側にいるエーミールも一人の情熱ある子供も垣間見える
でも「僕」は最大の失敗を一度ならず二度もした
だからこの話はおしまい
ノーコンテニュー、ありえた世界線なんてない、本当のおしまい
だから時間と共に出来ることはいかにエーミールがクソ野郎かという自己正当化しかない

窃盗・破損して償いの機会まで逸したらそりゃあもう合わせる顔ないわな
けど相手がガッチガチのガチ勢でコレクションを償いとして差し出すのが地雷行為とか分からんて…

>>893
現代のオタ趣味＋オタ用語でリメイクしてみると興味深いかもしれないね
もちろんシリアスなストーリーとしてだよ（片方女体化とかダメ絶対）

ふと思い出したけど当時も今もやっぱりモヤモヤする
エーミールの方が正義寄りと分かってもそれでもモヤモヤする
これを思い出してもモヤモヤしない(☓思い出さない)ようにしたいんだがどうすりゃいいんだ…

SNSで死ぬほど正義マン見たから、少年が悪いのは分かるけどエーミールの言動の表現まで読む気にならない感はある

>>895
俺はエーミールにとって信頼して見せたのにパクられた上に壊されてってなったらもう何をどうしても許せるものではなかったんだなって解釈だったな
もう全部知ってるだとか蝶の扱いだとかってのはガチ勢故の発言と言うよりは謝罪や償いで許す段階はぶっちぎりで過ぎ去った関係を修復する気は毛頭ないって意思表示だったんじゃないかなと思った

>>899
主人公が最初にヤママユを見た時エーミールは不在じゃなかったか
思えば主人公の僕も態々嫌いな相手の部屋に行って先に見せてもらおうって行動がナチュラルにできる(=つまりそうしても許される関係性)くらいだから逆説的に少なくとも表面的な仲は以前と変わりなかったのかね？
実際海外なんて日本以上に不法侵入の類いには敏感なのに部屋から出た後で家のメイドとすれ違っても特に何か言い咎められる様子もなかったし