ニコニコ大百科

ニーチェは発狂死したからこそ、自論が正しいことを身をもって証明できたとも言える
ルサンチマンという奴隷道徳を一番拗らせていたニーチェ自身がこういう末路を辿ったことで
底辺に落ちた者には一切の救いがないことを、本人の望み通りに証明して死んでいった

大百科の記事は中々よく説明されてて面白かったけど
「道徳批判の思想」の所に書かれている「本質」だとか
「真理への意思」という認識は間違ってるんじゃないかな？

一切は解釈だからね
従って本来の質だとか真理だとかは無く、俺はこう解釈する、としか言えない
あるいは「俺にとっての本質（真理）」しかないとも言える

こうした「俺にとっての本質（真理）」でもって他人をも支配しようとするのが権力への意思かな
つまりこうやって自分なりの解釈を披露すること自体が権力への意思であり、従わせようとする竜に例えられたりする

良く言えば勝ち組の思想

1＋1＝?の問いに
ギリシャ哲学者なら
そもそも1と言う概念が～＋とは加える～。になるが
ニーチェなら
大衆的には答えは2、それ以外を模索する無意味さよ。になる。

だが普遍的哲学に比べてニーチェのそれは時代にそった物だから、
加速度的に代わり続ける時代の変化には対応することがこの先どんどん難しくなると思う。

勘違いした弱者様にとってニーチェの思想は都合が悪いのでナチスが云々とか言って必死に否定する

この記事何言ってるかさっぱりわからん

まずツァラトゥストラはかくかたりきってのがニーチェが書いた小説であってニーチェの思想を１００％反映したというわけではないというところから始めるべきだと思う
こういう設定のSF面白くね？って思ったから書いただけでそれが作者の信条そのものではないようなもの

というかよくこいつ歴史に名前残せたな
生前は教授→小説が売れなくて発狂したただのおっさんじゃん

ゴッホだって生前は売れない画家だったから人生何起きるかわかんないよねぇ。本は当時からニーチェが発狂する前からぼちぼち売れ始めてた、ちょうどニーチェが1900年に死んだあたりに人気が爆発した感じだが。
ニーチェくんが歴史に名前を残せたのは、ニーチェの思想が当時は真新しい思想だったからてのがでかいんじゃない？

進化人類学に力への意思と似たような概念が生まれて来てるが、それはニーチェの観察眼が成し得た事か、それともニーチェの考えがバイアスを打ち払ったのか与えたのか。

大陸哲学者って政治的に悪用されてばっかり（マルクス、ハイデガー、ニーチェ…）

ニーチェ

>>213
むしろ逆
大衆的な答えを模索するのが無意味というのがニーチェの思想。真偽、善悪、優劣などは主体的に決めるもの、俺が1+1=1だと思ったら答えは1だ。俺が正しいと思ったことが正しいのだ。他人に批判されようとも関係ねえ。俺にとっての神は俺自身だ。
これがニーチェだ

ニーチェ「肉体は精神の玩具にすぎない」

ワイ「つまり女体化はホモではなかった？」

悪人は何も悪くない
むしろ善人のほうがどうしようもなく迷惑だ
よって悪人化しろならないなら殺せ
最低じゃん

深淵なのだ

けっこう面白い記事だな

記事のボリュームが凄い(小並感)

スティーブン・ピンカーの21世紀の啓蒙を読んでいるが、最後の方で「ただの中二病患者だが、無駄に文才があるだけに世界に悪影響を及ぼしてしまった」とケチョンケチョンに批判されててちょっと笑ってしまった。
21世紀の啓蒙自体はかなり面白い本だから読む価値はあるよ。

で、ちょっとググってみたら「なんでそんなにニーチェ叩くの？」という質問に答えている文があった
https://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2019/03/13/224911

結局ニーチェはただのポエマーであってけっして哲学者ではない
小林秀雄みたいなもん
記事にもあるけどな

いや間違いなくニーチェは人類史上最高の哲学者の1人
まあ学のない人に言ってもしょうがないが

あんまり人のことは言えんが数分で反応できるとか張り付いてんのか？
というか人の教養レベルを透視できるのかすげえな

記事のよくある誤解…強いこと＝よい（gut）v.s. 弱いこと＝わるい（schlecht）
ってヤツだが、たとえルサンチマンや道徳がサイツヨだったとしてもウソだからいけないんだ、ヨワヨワでも真理のとおりに生きるんだって感じかな
そーいやこの世は力が全てーと叫ぶどうみても弱い者ってのも一つの定番のようではある

>>213
ニーチェは大衆について否定してないから、俺が全てだとは言ってない
大衆は大衆らしく大衆として朽ちろとは言っているし、俺の言うことは正しいとも言っている、否定はしない

ただし天才分析人間ニーチェは未来人ではないので、当然ながら未来の事象の分析は出来ない

時代問わず普遍の真理を解こうとしたギリシャと
真理は先人がやったからもう良いとし、時代の最適解を求めたニーチェの差は時代の変化により現れてくる

>>221ね間違えた

ニヒリズムと反教権主義という点でヨーロッパ史に凄い影響を与えてるからな

まずニーチェは真理を否定しているでしょう
従ってニーチェ思想では真理の通りに生きることはできないと思います
では何に従うのかというと「我欲す」の獅子となるでしょう
心の衝動に従って生きることになると思います

それを欲望のままに生きると解釈する人もいるでしょうが、少し違うと思います
自分だけが得をしたいという思いと「共に」、自分だけが得をするのはダメだという思いがあるでしょう
すなわち我々の心には迷いがあり、その迷いを素直に受け入れ答えを創造（選択）していく
それは自分自身だけの選択であり、解釈であり、他の誰にも当てはまらないものなのです（つまり真理ではない）
弱い人は耐えきれず「これが真理である」と言い出すでしょうが、ニーチェはそれを否定しているのだと思います

人は「間違えること」に極端に怯える弱い心を持っています
だからこそ「絶対に間違えることのない」真理を追い求めるのでしょう

ニーチェ思想でいくと我々は間違えます
かつて正しいと思った選択も、知識が増える中で再び是か非かの選択を迫られるでしょう
あるいは自分には正しい選択などできないのだと心が折れる人もいるかもしれません

ニーチェ思想でいくと正しい答えはありません
我々は間違えます、そして一度出したはずの答えも再び解釈を迫られます
何度でも何度でも…それでも「なんじ為すべし」と命令してくる竜に対し、
自分自身の心の衝動に従って獅子のように意見を放つ、それがニーチェの考えだと思います

連投ですみませんがこれだけは…

人は間違えることを極端に恐れますので、仮に間違いがあったとしてもそれを認めないようになります
強い人間とは自分自身の間違いを認めることが出来る人だと思います

つまりニーチェ思想では、目の前の問題に対しまず自分自身の心の中の対立を自覚し自分の意志で答えを選択する
その答えは合っているかどうか分からないため不安ですが、ハッキリと周りに主張する
主張した意見が後で間違いだと「自分で感じた」ら再び心の中で葛藤し答えを選択する
その際に「間違いであるはずがない」という弱い心が出てきますが、それを克服すること、になると思います

要約すると安易に人の意見に流されず、きちんと悩んで、間違ってたら素直に認めることと言えると思います

ニーチェは思い付いたこと書き散らしてるからまとまったニーチェ論は難しい。後世の哲学者はニーチェの膨大な著作を崩していって自分なりの哲学を構築して行ったので、ニーチェの存在は哲学史上の事件といっていい。個人的にはフーコーの「系譜学」が面白いと思う。文献学者としてのニーチェから生まれた反時代的考察を発展させたもの。

「弱者がのさばるのは間違ってる」「真理は存在しない」「道徳は嘘だ」ってのも
「のさばってるのに弱者なの？」「真理は存在しないってマジ？」「じゃあ道徳いらないの？」ってなるんだよね
しかも哲学界だとニーチェ独自の発見でもなくて紀元前から懐疑主義ってのが存在してて
じゃあ何が凄かったかって言うと時代にマッチしてた事だから
（もっともニーチェが評価されたのは晩年だけど）

「精神は肉体の玩具に過ぎない」とか今の時代だったらLGBTの方々にボコボコに叩かれてるだろうな
あっちの人達が前後の文脈までしっかり読み込んでから批判するとは思えないし（偏見）