ウマ娘血統とは、メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』に登場した競走馬を含む競走馬の血統である。
この血統を含む馬の馬券を「ウマ娘馬券」といい、2023年菊花賞などが特に有名。
概要
『ウマ娘 プリティーダービー』に登場する競走馬は多くがG1馬で、その中の一部は繁殖馬としても活躍し、多数の子孫を残している。また、『ウマ娘』から競馬に入ったファンを引き込むべく、現役競走馬にウマ娘化した馬の血統が入っていることを宣伝している古参競馬ファンもいる。
血統に推しのウマ娘がいるからということで「ウマ娘馬券」を買う人もいるが、もちろん当たりやすいということはなく、一種の応援馬券といえる。
2021年の時点でウマ娘血統が注目された理由としては、それまでにウマ娘化した繁殖馬が「多い」一方で、別の観点では「少ない」ことも挙げられる。
『ウマ娘』では、馬主の許可を取って馬名を使用しているため、特定の馬主の競走馬がごっそりいない、というケースがある。また、輸入繁殖馬も今のところウマ娘になっていない。そのことで、ウマ娘血統を持つ競走馬、もしくは1頭あたりのウマ娘血統がほどよい数になり、特定の競走馬を注目させやすくなっているのである。
ウマ娘血統として話題になった競走馬
順番は世代順→あいうえお順。
アプリがスタートした2021年2月以降に現役だった期間のある(予定含む)競走馬に限定する。
また、ウマ娘血統を持った上で、血統が話題になった競走馬になるべく絞って話題にする。例えば以下のような要素である。
逆に、ウマ娘血統を持つ有名な競走馬であっても、血統があまり気にされない場合は触れない。
なお、以下のウマ娘血統については掲載を制限する。
- 全ての競走馬がその血を引いている、三大始祖については扱わない。
緑字は、その馬がデビューして以降に、新規にウマ娘が追加されたことによって持つことになった血統。
『ウマ娘』育成シナリオ「Make a new track!!」では、ランダムイベントが産駒ありの組み合わせの場合、それにちなんだネタが仕込まれている。これについても解説する。
2017年クラシック世代
キセキノテイオー
もとは乗用馬であったが、トウカイテイオーの後継種牡馬がクワイトファインしかいないことから、血をつなぐべく7歳にして競走馬に転向。そのため、世代としては上記のとおりだが、デビューは2021年である。
しかし、2022年6月まで9戦して未勝利どころか掲示板すら入れず引退。現在は乗用馬に戻った模様。
2019年クラシック世代
オーヴェルニュ
2021年東海S(G2)・平安S(G3)勝ち馬。
スマートファルコン産駒初、そして父がなしえなかった中央重賞勝利を為し遂げた。その後低迷しており、2023年のフェブラリーステークス後、浦和競馬に移籍。
カレンモエ
21世紀の最強スプリンター・ロードカナロアとカレンチャンの夢の配合として注目された。
ロードカナロアの方は現在のところウマ娘化されていないが、その名とカレンチャンとのなれそめはウマ娘ファンにも知られている。
2021年函館スプリントステークスでは、実況に「カレンチャン」と間違えて呼ばれたことが話題になった。残念ながら重賞制覇には届かず2022年で引退。
ナランフレグ
最内を突く鋭い末脚で2022年高松宮記念を制覇。タマモクロスの子孫初のG1馬となった。
2023年10月に引退が発表、ヴェルサイユリゾートファームで種牡馬入り。
ニシノデイジー
西山茂行オーナーが、セイウンスカイの血統を残すべく配合を重ね、ついに誕生した重賞勝利馬。
ちなみに名前からして牝馬かと思うかもしれないが、牡馬である。
2頭の産駒ニシノミライとアグネスタキオンの子がニシノヒナギク、彼女とハービンジャーの子がニシノデイジーである。
セイウンスカイとニシノフラワーのカップリングは『ウマ娘』でも人気で、子孫が現役であることはアプリスタート前から知られていた。『うまよん』やアプリ内でもニシノヒナギクやニシノデイジーを想起させるネタがある。
東京スポーツ杯2歳ステークス以後勝ち星から見放され、6歳で障害競走へ転向し、6月19日に未勝利戦を勝利した。そして12月24日に中山大障害(J・G1)を制し、同レース限りで引退するオジュウチョウサンに引導を渡した。
同じくニシノフラワーの娘であるニシノマナムスメ(父アグネスタキオン)も現役の繁殖牝馬であり、その子ニシノカツナリも現役。こちらは3勝クラスのためあまり話題に上らないが、父ルーラーシップのため父母エアグルーヴであり、やはり3頭のウマ娘血統を持つ。
メロディーレーン
タイトルホルダーの半姉。中央競馬で最も馬体重の小さい競走馬としてアイドル的な人気を集めているだけでなく、菊花賞5着をはじめとする長距離戦線での活躍などで存在感を示している。
2020年クラシック世代
ヴェラアズール
2022年のG2・京都大賞典、G1・ジャパンカップを制覇。エイシンフラッシュ産駒初、また管理調教師である渡辺薫彦にとっても初のG1勝利馬となった。
そのジャパンカップ開催直前でアプリ版に実装された新SSRサポートカードがエイシンフラッシュとナリタトップロードであり、前者は言うに及ばず、後者は元馬の現役時代の主戦騎手が先述の渡辺だったため、サイン馬券だと話題に。
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2023年12月に引退、種牡馬入り。エイシンフラッシュ産駒初の種牡馬入りである。
ウシュバテソーロ
長い下積みを経てダートに転向。その途端G1級4勝と破竹の快進撃を繰り広げるダート王。最後の直線以外で一切やる気を見せず、調教VTRで未勝利馬に遅れる、ドバイワールドカップでは向こう正面でカメラに映らないほど置いて行かれたにも関わらず差しきり勝ちなどの特徴的な性格も人気を呼んでいる。
オルフェーヴルの代表産駒の一頭であり、父のウマ娘化に伴ってウマ娘血統として注目されている。
デアリングタクト
史上初の無敗の三冠牝馬。繋靱帯炎による長期休養を余儀なくされながらも奇跡の復活を果たし、なおもG1戦線で戦い続けた競走馬である。
現役当時は3頭のウマ娘血統を持っていたが、それらは全て父エピファネイアからのもの。エピファネイア産駒は大勢いるため、当初はこれをウマ娘血統の例に挙げたら切りがないという扱いであった。
ところが、現役にもかかわらず自身のウマ娘化が発表されたため、当初の匂わせの段階から一気にウマ娘血統馬として注目を集めることとなった。
2023年10月に引退して繁殖入り。引退後にシーザリオとデアリングハートもウマ娘化されたため、将来生まれる産駒は5代血統表内だと最低5頭のウマ娘血統を持つことになる(マルゼンスキーは押し出される)。
パンサラッサ
2021年G3・福島記念を脅威の大逃げで制し、「令和のツインターボ」と呼ばれたが、その後G2中山記念、そしてG1ドバイターフを制し、師匠の名を借りる必要もなくなったので「世界のパンサラッサ」と呼ばれるまでになった。多彩な逃げ馬が揃う2021年-2022年の競馬界を代表する一頭。
2023年には賞金額史上最高のG1サウジカップを勝利、2023年3月現在、日本馬賞金ランキング3位という押しも押されぬ同世代の代表として君臨している。
母父モンジューはかつて凱旋門賞でエルコンドルパサーの夢を打ち砕いたことで有名であり、その孫が日本産馬として海外G1を制するというドラマも語られていた。
母が外国産馬、父方はホッコータルマエの登場までウマ娘血統とは縁遠かったキングカメハメハ系であるため、(当初の通称がツインターボだったこと以外は)ウマ娘とは無縁と思われていた。祖父モンジューが外国調教馬として初めてウマ娘化したことにより、血統が注目を集めたものである。
なお、グラスワンダー(ウマ娘)役の前田玲奈は“パンサラッサの母”を自称しているが、もちろん本馬はグラスワンダーの血統ではなく、逃げ馬仲間であり2022年の札幌記念でワンツーフィニッシュを決めたジャックドール(父父父グラスワンダー)がグラスワンダー血統である。
ミンナノヒーロー
脚部不安を抱え、中央では未出走のまま岩手に移籍したが、そこで怒濤の3連勝。中央復帰を目指してがんばっていることがオグリキャップファンの間で語られていた。
しかし、5戦目に開放脱臼を起こし、予後不良に。わずか4歳で生涯を閉じた。
レイパパレ
アプリスタート後2度目のG1・大阪杯を無敗で制した。『ウマ娘』から入ってきた競馬ファンの多くが、初めてウマ娘血統の競走馬の重賞勝利をリアルタイムで目撃したことになる。
ウイニングチケットの曾孫であり、子孫初のG1かつ自身が存命ということで、繋養されている浦河優駿ビレッジAERUからは直々にお祝いのメッセージが届いた。ウイニングチケットの祖父はマルゼンスキーであり、2頭のウマ娘血統を持つ。
同競走では、そのマルゼンスキーの声優Lynnが、レイパパレが絡んだ三連単を的中させ、100万馬券を手にしたことで大きな話題となった。
2021年クラシック世代
アナザーリリック
ビターグラッセの半姉として彼女の命名時に名前が挙げられていた。そのため母父サクラバクシンオーは同じ。父リオンディーズは母シーザリオ。その母父スペシャルウィーク、さらにその母父マルゼンスキーと合わせて、4頭のウマ娘血統を持つ。
2022年福島牝馬ステークス勝利で重賞を初制覇し、改めてその名が話題になった。彼女を初めとして、この週末はウマ娘血統馬が立て続けに重賞を制覇した。
アンブレラデート
エイシンフラッシュとダイワスカーレットの子ということで、両者のファンから注目を集めた牝馬。2022年4月で引退、繁殖入り。11戦2勝。
『Make a new track!!』では、エイシンフラッシュとダイワスカーレットが相合い傘でかわいがっている後輩の模擬レースを見に行くという本馬を意識したネタがある。
エフフォーリア
エピファネイアの代表産駒。皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念を3歳で制した撃墜王。
エピファネイア産駒は大勢いるため、当初ウマ娘血統としては話題に上らなかったが、新規に追加された祖父シンボリクリスエスが鋭い目つきであり、「競馬マシーン」とも評された3歳時の本馬を連想するようなデザインであったことから若干話題になっている。
キャッスルトップ
2021年ジャパンダートダービーを制し、同年NARグランプリ3歳最優秀牡馬に輝いた若きダート王。数少ないマヤノトップガンの孫ということでも話題になった。
クリーンスイープ
ドゥラメンテのウマ娘化により、スイープトウショウの仔の中ではピエドラデルーナに次ぐ“両親ともにウマ娘化された競走馬”となった。
気性難×気性難の配合で案の定ゲート難に悩まされているが、走れば両親譲りの末脚が炸裂し、7戦3勝2着2回、着外は紫苑Sのシンガリ負けと3勝クラスのブービーという連対か惨敗かの両極端な成績を残していた。
あまりの気性面の難しさのため、2022年10月に引退、繁殖入りとなった。
ジェラルディーナ
長い下積みを経て2022年オールカマー→エリザベス女王杯と重賞2連勝を達成。ジェンティルドンナの代表産駒に上り詰めた。父モーリスのためグラスワンダーの血統も入っている。
シャマル
ウマ娘では貴重なダート担当2頭の血を引く。ハルウララは繁殖入りせず、シンコウウインディの血は絶えているため、本馬のデビュー時点であり得た唯一のダートウマ娘配合である。なお、この父・母父の組み合わせは未出走馬・引退馬を含めても8頭しかない。
某アニメ視聴者には牝馬に思えるかもしれないが牡馬である。
2022年Jpn3・東京スプリントを制覇。スマートファルコン産駒では初の地方ダートグレード競走勝利となった。
その後は2023年3月までにダートグレード競走を上述含め4勝するものの、G1級では3着が最高であり、1年ほどは馬券に絡めないどころかまともにレースができないことすらあった。
しかし2024年のJpn3・黒船賞で復活勝利を遂げると、重賞2連勝でJpn1・かしわ記念を制覇。
スマートファルコン産駒初のG1級競走勝利というだけでなく、鞍上の川須栄彦騎手にも初のG1級競走勝利をもたらした。
ソウルラッシュ
2022年4月ウマ娘血統馬祭の一頭。破竹の4連勝で読売マイラーズカップ(G2)を制し、2年後の同競走でも勝利している。
ちなみに1つ下の半弟であるディオはリオンディーズ産駒である(父母シーザリオ、父母父スペシャルウィーク、父母父母父マルゼンスキー)ため、そちらも父方にウマ娘血統を持つ。
タイトルホルダー
ドゥラメンテの代表産駒。父が果たせなかった菊花賞の栄冠を手にし、天皇賞(春)・宝塚記念の阪神三冠を達成した。
その後凱旋門賞へ直行、エルコンドルパサーの夢を打ち砕いたモンジューの血を引く馬が、日本産馬として挑んだ。
ドゥラメンテ産駒は多く、エアグルーヴの血を引くことはあまり気にされていなかったが、モンジュー実装が匂わされ、かつ本馬の凱旋門行きが予告されていたことにより、ウマ娘血統馬としても注目を集めることになった。
テーオーロイヤル
2024年の天皇賞(春)(G1)を制覇し、同年春期の3000m級重賞(ダイヤモンドS(G3),阪神大賞典(G2),天皇賞(春))3連勝を達成。
また母父マンハッタンカフェの古馬芝G1としては初の勝利馬となった。
ちなみに同レースの2着であるブローザホーンの父はエピファネイアなので、父母以降は本馬と同じである。
テンハッピーローズ
2024年のG1・ヴィクトリアマイルを15頭中14番人気で勝利し大波乱を演出。
また同競走の2021年クラシック世代3年連続勝利(2022年はソダシ、2023年はソングライン)の立役者となり、鞍上の津村明秀騎手のG1初勝利、エピファネイア産駒の古馬G1初勝利、タニノギムレット血統のウオッカ以来2頭目となるG1勝利(母父としては初)、天白泰司オーナーの重賞初勝利をもたらした。
エピファネイア産駒はありふれているが、本馬は2002年春のクラシックを競い合ったシンボリクリスエスとタニノギムレット両方の血が入っていることは特筆すべき点であろう。
また同年のヴィクトリアマイルの1つ前のレースは、かつて同競走を制覇したウオッカを讃え「JRAウルトラプレミアム・ウオッカカップ」として行われており、“ウオッカカップの日に母父タニノギムレットの馬がヴィクトリアマイルを制覇した”ことでサイン馬券と話題になった。
ピクシーナイト
スプリンターズステークスを制したときの鞍上が祖父キングヘイローと同じ福永祐一だったことや、この頃から母父キングヘイローの活躍馬が増え始めたことで「キングヘイローの孫」という点が特に有名。
父モーリスなので、グラスワンダーも血統にいる。また母方にサクラバクシンオーの名前もあり、ウマ娘血統を実は3頭持っている。
2023年12月に引退、種牡馬入り。モーリス産駒の日本産・日本調教馬としては初の種牡馬入りである。
ホウオウイクセル
母メジロオードリーがスペシャルウィークとメジロドーベルの娘のため、彼女だけで4頭のウマ娘血統を持ち、父方のエアグルーヴと合わせて5頭。2021年3月までに登場したウマ娘のうち、最も多くを祖先に持つ競走馬として話題になった[1]。
アプリスタート直後のG3・フラワーカップを制し、期待に応えたが、その後は父ルーラーシップ譲りの出遅れ癖に悩まされている。
ユーバーレーベン
第3コーナーからゴリゴリ進出し、オークスを制した。その脚質が父そっくりであり、『ウマ娘』アプリ版でもゴールドシップを育成しているとよく見る光景であることから、血統とはなんぞやということを『ウマ娘』ファンに教えてくれた馬。
「シロイアレノムスメ」などとあだ名されたが、その後はいろいろと父に似ていない部分も出てきたため、3歳秋以降はあまり言われなくなった。
2023年3月に引退、両親と母父が暮らしているビッグレッドファームで繁殖入り。
レディアイコ
ミンナノヒーローの妹。オグリキャップの血統を亡き兄に代わって繋ぐべく文字通り東奔西走している。
中央では未勝利で岩手に移籍し、中央復帰を目指していたがそこでも6戦未勝利。冬期休業に入った岩手競馬から出走機会を求め、祖父の走った笠松競馬に再移籍した。結局、そこでも2戦未勝利で、調教中に骨折してしまい引退予定とのこと。引退後はおそらく体重が少なすぎる(最後の出走時の体重395kg)ことからか、繁殖入りはせず乗馬になる予定だったが、エンパイアペガサスとのつながりもあったことからYogiboヴェルサイユリゾートファームに引き取られることになった。
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2022年クラシック世代
イクイノックス
2021年東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)で重賞初制覇。2022年皐月賞・日本ダービーを連続2着と惜敗したが、天皇賞(秋)を制し、キャリア最短の5戦で古馬混合G1を制し(従来はファインモーション他5頭の6戦が最短)、世代トップクラスの実力馬として高く評価されている。2021年からにわかに注目を集めている「母父キングヘイロー」の1頭。そしてキタサンブラック産駒初のJRA重賞勝利馬である。
上述の天皇賞を含め4歳秋までにGⅠ・6勝を挙げ、2023年のジャパンカップを制した直後に引退が発表された。引退後は父が暮らす社台スタリオンステーションにて種牡馬入りしている。
ウォーターナビレラ
2021年ファンタジーステークス(G3)勝ち馬で、2022年桜花賞2着馬。すっかりおなじみになった母父キングヘイローの1頭で、マヤノトップガンも血統に持つ。
血縁関係はないが、生産牧場がファインモーションのオーナーである伏木田牧場。
エリカヴィータ
2022年4月4週ウマ娘血統祭の一頭。彼女は2022年サンスポ杯フローラステークス(G2)勝者。その4日前に前述のシャマルが重賞初制覇を挙げたため名前繋がりでもちょっと話題になった。
オニャンコポン
2021年11月7日、JRAにて6頭の珍名馬が勝利した「珍名馬祭り」にて4番目に勝利を挙げたことで話題となったが、エイシンフラッシュ産駒は他にも多数いることもあり、この時点では血統はあまり気にされていなかった。
明けて2022年の京成杯(G3)にて親子2代同競走勝利。エイシンフラッシュ産駒の中央重賞初勝利も飾ったことで、珍名馬祭りの6頭では一気に出世頭となった。
カフジオクタゴン
モーリスも母メジロフランシスで、血統表を見ればメジロの冠名だらけのアルティメットメジロ血統が注目を浴びた。ウマ娘化しているメジロ冠名馬はこのうちメジロマックイーンのみだが、母父メジロベイリーはメジロブライトの半弟である。
スターズオンアース
ドゥラメンテ産駒の地上の星。2022年桜花賞・オークスを制した牝馬二冠馬。
ドゥラメンテ産駒は(世代としては少ないとはいえ)やはり大勢いるが、本馬は祖母アドマイヤグルーヴ・曾祖母エアグルーヴ・高祖母ダイナカールが果たせなかった桜花賞の栄冠を手にした(ただし本馬自身はエアグルーヴの属するダイナカール牝系ではない)。
ピエドラデルーナ
Piedra de Lunaとは、スペイン語でムーンストーン(月長石)の意。
デビュー前に左右前脚を骨折する重傷を負い、未出走のまま長期休養。7月31日の新潟の未勝利戦でデビュー。18頭立て15着に沈んだ。結局その1戦のみで9月2日に無念の登録抹消、繁殖入りの運びとなった。
『Make a new track!!』ではキタサンブラックとスイープトウショウがプラネタリウムに行き、ムーンストーンを買う会話が存在する。
2023年クラシック世代
アヴニールドブリエ
父エピファネイア・母レーヌドブリエ。シンボリクリスエスのウマ娘化により、これまでの最多である5頭を超える6頭(しかも重複なし)のウマ娘血統を持つ[2]競走馬が存在することに。
2023年1月5日の3歳1勝クラスで1番人気のビターグラッセを破って勝利し、改めてその血統が話題に。
さらにシーザリオもウマ娘化されたため、ウマ娘血統は7頭まで増えた。それの発表直後の開催(2024年1月28日東京12R・4歳以上2勝クラス)で出走したが、3着に敗れている。
オマタセシマシタ
ジャングルポケット(お笑いトリオ)の斉藤慎二が購入したジャングルポケット産駒。
母ハロウィーンの父がエルコンドルパサーということでウマ娘血統としても人気がある、ということが本人のYouTubeチャンネルで取り上げられた。
後にジャングルポケット自体もウマ娘化されたが、斉藤本人曰く「そこまでタイプじゃなかった」とのこと。
サトノグランツ
2023年の京都新聞杯、神戸新聞杯(いずれもG2)を制覇し、サトノダイヤモンド産駒初の重賞勝利馬となる。
同年の日本ダービー優先出走権を獲得し、同じく同権利を獲得したソールオリエンスと後述のスキルヴィングと対戦することから、「ウマ娘アニメ3期を前にしてキタサンブラック産駒とサトノダイヤモンド産駒がぶつかり合う」と話題に。
スキルヴィング
キタサンブラック産駒というだけでなく、母ロスヴァイセが父シンボリクリスエス・母父アドマイヤベガであるため、ウマ娘血統を4頭持っていることでも話題に。
ちなみに2歳年下の半妹(ライネリーベ)はサトノダイヤモンド産駒である。
上述通り日本ダービーに出走し2番人気に支持されるも、17着でゴールした直後に倒れ、急性心不全で死亡。
ソールオリエンス
2023年のG1・皐月賞を制覇し、キタサンブラック産駒初のクラシック勝利馬となる。
日本ダービー(G1)ではタスティエーラに敗れ2着となり、セントライト記念(G2)を経て菊花賞(G1)で同馬と再戦するのだが、それについてはドゥレッツァの項で。
タスティエーラ
2023年のG2・弥生賞ディープインパクト記念を制して、サトノクラウン産駒初の重賞制覇及び親子制覇を果たした。奇しくもこの年の弥生賞はマンハッタンカフェの誕生日(3月5日)であった。
同年の皐月賞(G1)はソールオリエンスに敗れ2着となるも、日本ダービー(G1)では逆転。第90代ダービー馬となると同時に、サトノクラウン産駒初のG1勝利馬、また母父マンハッタンカフェとしては初の芝G1勝利馬となった。
その後はトライアルを経ずに菊花賞(G1)に直行してソールオリエンスと対戦するのだが、それについてはD(ry。
ドゥレッツァ
ドゥラメンテ産駒の菊花賞勝利自体は初めてではないのだが、このレースは2着がタスティエーラ、3着がソールオリエンスであり、2015年クラシック世代の産駒同士でのワンツースリーフィニッシュというだけでなく、同時期にウマ娘アニメ第3期(キタサンブラックが主人公で、ドゥラメンテとサトノクラウンも登場)が放送中であったため、「ウマ娘馬券」であると話題に。
ニホンピロパークス
3代母のニホンピロピュアーは「マイルの皇帝」と呼ばれたニホンピロウイナーの半妹。4代母のニホンピロエバートから続くニホンピロ冠名の牝系であり、さらにさかのぼるとフロリースカツプに至る(つまりマチカネフクキタル・スペシャルウィーク・ウオッカなどとは遠い親戚である)。
4代母までウマ娘化された種牡馬と交配していたので、本馬自身も引退して繁殖牝馬になったらゴールドシップかエイシンフラッシュかキタサンブラックかサトノダイヤモンドあたりが付けられるのではなかろうか。
途中地方の指定交流未勝利戦5着を挟みつつ、中央のレースはすべてしんがり負け。そんな状況であるから5月13日の3歳未勝利戦(京都芝1800m)では当然最低人気だった。にも関わらず2着に入り、断然1番人気のスイープアワーズ(母スイープトウショウ)が着外に飛んだことで、複勝18,020円という、歴代最高記録を更新することになった。
その後は中央での未勝利戦は馬券に絡むことすら出来ず、指定交流戦で走った笠松に移籍した。
ハッピーミーク
「URAファイナルズ」のライバルウマ娘として登場する架空のウマ娘だったはずが、現実に同じ名を持つ競走馬が登録されてしまった。
「ビターグラッセ」「リトルココン」の登録が判明してから2日後、元祖ゲームオリジナルウマ娘である「ハッピーミーク」も実馬として登録されたとオーナーの山口功一郎より報告された。
ウマ娘のハッピーミークは白毛だが、こちらは芦毛である。またこちらは牝馬。
川崎競馬場での指定交流競走で3着に入ったが、JRA内の新馬戦及び未勝利戦では掲示板にすら入れず、名古屋競馬に移籍。
移籍初戦の「祝・的場文男騎手本日デビュー50周年」なるレースで初勝利。
ビターグラッセ
「アオハル杯」のライバルウマ娘として登場する架空のウマ娘と同じ名を持つ競走馬。
毛色は鹿毛と作品に忠実だが、こちらは牝馬である。
父ルーラーシップ・母アンソロジー。前者はエアグルーヴ産駒、後者はサクラバクシンオー産駒で、2頭のウマ娘血統を持つことも注目されている。
フェアエールング
メジロオードリーがからまない、ウマ娘血統のべ5頭の組み合わせ。
母マイネポリーヌがマルゼンスキーの3×2クロスを持つため、1代下がった本馬は4×3、いわゆる「奇跡の血量」を持つ。未登場だがサンデーサイレンスの3×3クロスもあり、ウマ娘抜きにしても血統が注目されている。
2022年7月16日、新馬勝ち。この血統は、netkeibaも取り上げた。
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ブレイクボーイ
母メジロオードリーで、ホウオウイクセルの弟。
父が英国馬ハービンジャーのため、父方にウマ娘血統がおらず、4頭にとどまる。
しかし、本馬を購入したのが、サイバーエージェントの社長である藤田晋。Cygames親会社社長がウマ娘血統の馬を落札したことは話題になっていたが(後述)、本馬はその中で最も多いウマ娘血統を持つ。
メイショウゴルシ
メイショウドトウの馬主である松本好雄氏が購入した2020年産のゴールドシップ産駒の1頭に、冠名と父馬の愛称を組み合わせて名付けてしまった競走馬。
母メイショウタラチネはタイキシャトルとマルゼンスキーの血が入っており、結構な良血馬である。
なお、好雄氏の息子である松本好隆氏は本馬と同年生まれの別の馬にウマ娘のゴルシの決め台詞「ピスピース!」を由来にしたように思えるメイショウピースという名を命名しているが、同馬もウマ娘血統(父母父スペシャルウィーク・母父父モンジュー・父母父母父マルゼンスキー)である。
デビュー戦で自身は10着だったが、第3コーナーの通過順位TOP3が5番-6番-4番、最終順位が5番-6枠(11番)-4番という「564(ゴルシ)」の語呂合わせとなるミラクルが起きた。
モーメントキャッチ
ニコニコ公式企画「リアルダービースタリオン」にて母シュシュブリーズから生まれた3頭目の馬。
企画としては初の牡馬で、半姉には南関東競馬で活躍したクールフォルテがいる。
血統表内のモデル馬も当初はグラスワンダーとフジキセキのみだったが、後にシンボリクリスエスが加わった。企画内では長らく成長の様子が生放送されており、生産や育成の様子なども観察することができた。
2022年9月に中山競馬場の芝でデビューするが6着に終わり、次走は連闘で同じく中山のダートに切り替える事となったが、直前になって急遽中京競馬場のダート戦に変更。連闘、しかもいきなりの輸送に不安がよぎったが、いざ走ってみるとそんな負担も苦にしない様子で2着に食い込み、かなりのタフさを見せつけた。その後も1か月に1~2走というタイトなローテで未勝利戦に挑むが、どれもあと少し届かず2~3着。
10戦目を終えた時点で2着6回3着1回で、中央の2023年クラシック世代の未勝利馬の獲得賞金トップになったこともあるという名誉なのか不名誉なのかわからない事になった。惜しい競馬が続いたが、勝ち星を挙げることは出来るだろうか。
リトルココン
ビターグラッセと同じく、架空のウマ娘だったはずが現実に登録されてしまった競走馬。
こちらも、『ウマ娘』での金髪に合わせて栗毛の馬に命名している。こちらは牡馬。
『ウマ娘』の方は「アオハル杯」では長距離担当だが、本馬はコテコテの短距離血統。オーナーの山口功一郎も「作品の特徴とは異なり、ムキムキのスプリンターに見えます」としている。
母方にはウマ娘血統はいないが、菊花賞馬ダンスインザダークの名前が見える。
2024年クラシック世代
オベイユアマスター
『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場する架空のウマ娘(ただし元ネタは実在競走馬のペイザバトラー)の名前が現実に登録されてしまった競走馬。
『シンデレラグレイ』内での髪色及び元ネタ競走馬に合わせて栗毛の牡馬に命名している。
父アジアエクスプレス、母父キンシャサノキセキであるため明らかにマイル前後以下の距離が得意そうな血統であり、ジャパンカップに出走することは難しいと思われる。
2023年12月10日、2歳未勝利戦(阪神芝1200m)にて初勝利(5戦目)。本馬の馬主は現時点でこの馬しか保有してないらしく、しかも馬主になったきっかけが2022年11月に実施されたベルーナドームでのウマ娘ライブだという。
カレンメンドーサ
父ルーラーシップ、母の父サムライハート。両馬の母が同じエアグルーヴである。
2×3というきつめのインブリードを持つ。
シヴァース
ヴィブロス(ウマ娘)がアニメ第3期の本編に登場し声優が発表された直後の開催(2023年11月19日京都4R・メイクデビュー京都)でデビューし新馬勝ち、ヴィブロスの仔として最初の勝利馬となる。
馬名の「ヴ」の例に漏れずヴィブロスと同じく佐々木主浩オーナーの持ち馬である。
なお、半兄ヴィンセドリスは上述時点で未勝利であったが、2024年1月28日の小倉12R・4歳以上1勝クラスで初勝利を挙げている。
シュガークン
母はシュガーハートであるため、キタサンブラックの半弟。
キタサンブラックの同期のライバルがキタサンブラックの母との間に子供を作っていたということはデビュー前から話題になっていた。
デビューから2戦目となる2024年2月24日の阪神5R・未勝利戦で初勝利を挙げるのだが、その日はウマ娘アプリのリリース3周年の日であり、同時に3周年の目玉がドゥラメンテだったため話題に。
その後、大寒桜賞(1勝クラス),青葉賞(G2)と連勝した。今後は優先出走権を得た日本ダービーに向かう予定。
スイープフィート
2024年チューリップ賞を制し、スイープトウショウ系初の重賞勝利馬となった。
2025年クラシック世代
2026年クラシック世代
スカーレットテイルの2023
父タニノフランケル・母スカーレットテイル。
ウオッカがもしも牡馬だったらダイワスカーレットと交配できたのに・・・という馬産界の妄想を、ウオッカの息子とダイワスカーレットの孫を交配させる形で実現させたもの。
YouTubeチャンネル「仔馬カメラ」では出産間近から成長まで不定期でライブ配信が行われており、恐らく日本一、いや世界一その過程を見守られた(特に出生時)であろう馬。
幼名は「まめちゃん」。
ウマ娘血統を持つ繁殖馬
主立った繁殖馬の誰がウマ娘血統を持つかを覚えておけば、馬柱を見てウマ娘血統が分かることがある。
例えば、エピファネイアはシンボリクリスエス・シーザリオ・スペシャルウィーク・マルゼンスキー、モーリスはグラスワンダーなど。
詳しくは「ウマ娘血統繁殖馬」の記事を参照。
特記事項
2021年5月23日:ウマ娘ありがとう特別
2021年5月23日、高知競馬場にて、VTuber・銀蹄じゅん氏協賛による冠協賛レース「ウマ娘ありがとう特別」が行われた。
その際、橋口浩二アナウンサーにより、出走馬のうちウマ娘関連の馬が読み上げられた。
(カッコは、自身はウマ娘血統を持たない馬。橋口アナが紹介していない血縁関係は脚注へ)
- コジョウザン - 母父フジキセキ
- オニチャン - 父アグネスデジタル
- イノバティブ - (母母ヒシナイルがヒシアマゾンの妹)
- キングジャガー - 父キングヘイロー
- ビッグウェーブ - (テイエムオペラオーと同じ生産牧場[3])
- レッドローズキング - (オグリキャップと同じ生産牧場[4])
これに加えて、疾病のため出走取り消しとなったセヴィルロアーは母母父フジキセキ。
藤田晋所有馬のウマ娘血統
『ウマ娘』開発会社Cygamesを子会社に持ち、良血馬を億単位で爆買いする新生大馬主。
デビュー済みの2019年産馬に、ウマ娘血統馬はいない。「5億円のウマ息子」ことドーブネは父ディープインパクト、母アイルランド産馬プレミアステップスであり、他の4頭はアメリカで購入したものである。
見所は2020年産馬で、「爆買い」とも称された2021年セレクトセールではエピファネイア産駒を狙って買いあさっている様子がうかがえた(最終的に3頭購入)。エピファネイアは祖父スペシャルウィークであり、ウマ娘血統を持つ。他にも母父がウマ娘化している競走馬である馬も多い。
また、藤田はノーザンファーム産の馬を多数購入している旨が報道されているが、メジロ牧場を引き継いだレイクヴィラファームからも2頭購入している。この2頭はどちらもメジロライアンを血統に持つ。
具体的には、2020年産馬のうち、赤太字で表した馬がウマ娘血統である。
なお、「父エピファネイア」とある場合、ウマ娘血統としては「父父シンボリクリスエス、父母シーザリオ、父母父スペシャルウィーク、父母父母父マルゼンスキー」と読み替えられたい(エピファネイア自身はウマ娘化していない)。ブレイクボーイは上述したので「母メジロオードリー」に代える。
- エゾダイモン …母母父メジロライアン、母母母メジロラモーヌ
- スカーズ…父サトノアラジン、母ムーングロウ、母父Nayef
- ダグフォース …母父フジキセキ
- チャンスザローゼス …父エピファネイア、母父ゼンノロブロイ
- ディンディンドン …父ドゥラメンテ、父母母エアグルーヴ
- フェイト…父リアルスティール、母サンタフェチーフ、母父Wiesenpfad
- ブレイクボーイ …母メジロオードリー
- マチカゼ …母父フジキセキ
- ヤングローゼス …父エピファネイア
- ランフリーバンクス …父エピファネイア
- リプレゼント…父ロードカナロア、母ファイネストシティ、母父City Zip
- レッドマジック…父ハーツクライ、母イルーシヴヴェーヴ、母父Elusive City
2022年4月29日:ウマ娘シンデレラグレイ賞
2022年4月29日、笠松競馬場にて「ウマ娘 シンデレラグレイ」とのコラボとして、冠協賛レース「ウマ娘シンデレラグレイ賞」が行われた。
同作の主人公であるオグリキャップ(ウマ娘)に因み、笠松所属の芦毛・白毛限定(実際は全出走馬が芦毛)という条件で行われたこの1戦、全10頭中4頭がウマ娘血統を持っていた(オグリキャップやタマモクロスの血統は居なかった[5]が)。
- メイショウイナセ - 父ゴールドシップ、父母父メジロマックイーン
- シルバーサークル - 父父マンハッタンカフェ
- ヤマニンカホン - 母父アグネスタキオン
- リュウノポートガス - 父父マンハッタンカフェ
大雨が降りしきる中、不良馬場で行われたレース、その結果はというと、なんと上記のヤマニンカホンが軽斤量を味方につけ逃げ切り勝ち、メイショウイナセは父譲りの末脚が炸裂して2着でゴール。ウマ娘血統馬がワンツーフィニッシュを決めた。また、名前からも分かるようにウマ娘化されている馬と同じ冠名(ヤマニンゼファー、メイショウドトウ)を持つ競走馬によるワンツーフィニッシュであり、1着馬の騎手(深澤杏花)と馬主(土井久美子)がともに女性で、掲示板内を牝馬と騸馬で独占するという、まさにウマ"娘"とのコラボに相応しい結果となった。
また、ヤマニンカホンが着けていたメンコはタマモクロスのそれにそっくりであり、馬単の当たり目が9-1だったのはタマモクロスとオグリキャップが初めて対決し1着と2着だった1988年の天皇賞(秋)と全く同じであり、サイン馬券だと話題に。
2022年5月1日:福島6R・未勝利戦
2022年のゴールデンウィーク、この年も前年同様、アプリ内ではGWキャンペーン「ゴルシウィーク」が行われていた。
その最初の日曜日、G1の天皇賞(春)に注目が集まる中、福島競馬場でのあるレースの結果が話題になった。
それが6レースとして行われた未勝利戦である。
1着・マイネルメサイア、2着・ホウオウユニコーン、3着・ヴァーグエスタード。
これら3頭が全てゴールドシップ産駒なのである。
当然ながらTwitterでは「(アプリだけでなく現実でも)ゴルシウィーク」という発言が散見され、遂には競馬専門誌・競馬ブックの公式アカウントまでもがこれに言及。
ちなみに2着のホウオウユニコーンの鞍上は、ゴールドシップにも騎乗経験があり、先述の天皇賞(春)でメロディーレーンの鞍上だった岩田望来騎手の父である岩田康誠騎手である。
2024年1月16日:船橋8R・推しを探せ!萌え萌え!デジたん記念
2024年1月15日~1月19日まで開催されていた「ウマ娘 プリティーダービー×船橋ケイバ コラボイベント」での一幕。
期間中は場内にウマ娘コラボオリジナル装飾が施され、いわゆる競馬場メシのコラボメニューやドリンク、グッズの物販等もあり、連日多くのウマ娘ファンが船橋競馬場に足を運び、コラボやリアル競馬を楽しんだ。
その一環として、1月16日は「ウマ娘コラボレース」と称し、その日の全レース名がウマ娘にちなんだものになっていた。
その中の一つ、「推しを探せ!萌え萌え!デジたん記念」で1着となったテクノダイヤモンドが、なんと母父がアグネスデジタルというミラクルが起きた。
これには現地の実況も「1着のテクノダイヤモンドは母父アグネスデジタル!」と思わず言及。当時現場でもSNS上でも話題になった。
余談だが2着のグレートフリオーソは母父ネオユニヴァース、6着のサバンナキャットは父母エアグルーヴ、10着のブルーアーカイブは父コパノリッキー、11着のイッツユアタイムは父父シンボリクリスエス、競走除外となっていたコウシは父キングヘイロー・母父グラスワンダーである。
ブルアカコラボはしてません。
2024年4月29日:笠松9R・ウマ娘フジマサマーチ賞
笠松競馬場とウマ娘とのコラボイベントとしては3年連続3回目となるこの年。
4月29日には飛山濃水杯を除く11のレースの名前がウマ娘にちなんだものになっていた。
その中の一つである、シンデレラグレイの登場キャラ・フジマサマーチの名を冠した「ウマ娘フジマサマーチ賞」がこの年より追加された。
シンデレラグレイ賞やベルノライト賞とは異なり、出馬条件は笠松所属馬限定というだけで毛色に制限はなかったのだが…。
- 1枠1番 ケイツーリタス - 父エイシンフラッシュ・母父ネオユニヴァース
- 2枠2番 マイネルホイッスル - 父ゴールドシップ・父母父メジロマックイーン
- 3枠3番 チュウワジョーダン - 父トーセンジョーダン・父父ジャングルポケット・母父スペシャルウィーク・母父母父マルゼンスキー
- 4枠4番 ニューアルケミー - 母父ネオユニヴァース
- 5枠5番 ソリッドステート - 父エイシンフラッシュ・母父アグネスデジタル
- 6枠6番 ハンデンキング - 母父シンボリクリスエス
- 7枠7番 モーニングフジ - 父アグネスデジタル・母父ゼンノロブロイ
- 8枠8番 フレンドポロス - 父トーセンジョーダン・父父ジャングルポケット・母父マンハッタンカフェ
- 8枠9番 ヤマニンリリアーナ - 母父マンハッタンカフェ・父母父フジキセキ
出走9頭全てがウマ娘血統。
ウマ娘コラボレース初、いや日本の競馬史上初ではなかろうか。
レースの方は、2番人気のハンデンキングが勝利。本レースでは唯一、馬体重500kg以上の大型馬であるが、父も母もここまでは大きくなかったため、母父の隔世遺伝であろうか。
ちなみに次の10R・ベルノライト賞で勝ったデイライトは母父フジキセキ・父父父グラスワンダーである。
競馬以外でウマ娘血統が見られるかもしれない競技
引退競走馬の競技で紹介されていることがある。各ウマ娘の「史実」記事で、「産駒に活躍馬はいない」と書かれている競走馬の産駒もここで活躍している可能性がある。
引退競走馬杯
競走馬を引退して3年以内の馬(未出走の場合3-7歳)による馬術競技大会。競技内容自体は通常の障害馬術である。実況では、現役時代の成績と簡単な血統が紹介される(改名している場合は競走名も)。
その他の馬術競技大会でも、国内の大会では実況で現役時代の様子が紹介されることがある。
ソフト競馬
騎手が自分で設定した距離を、規定のタイム「より遅く、3着で」ゴールできるかを競う自称「競馬ごっこ」。サラブレッドならず様々な馬が出走するが、「ごっこ」だけに馬柱が発行され(寄付金代わりにBOOTHで購入が可能)、引退競走馬の場合は父・母・母父が表示される。
トウカイテイオー産駒が多く出走するほか、マチカネタンホイザ産駒が出てきたりするので油断ならない。
関連動画
関連静画
Twitterでは現役の子孫を応援したりお祝いしたりするウマ娘の絵が描かれることがある。
またニコニコ静画では漫画家の坂崎ふれでぃが血統の解説イラストを積極的に描いている。
グローリーヴェイズは母母父メジロライアン。母母母メジロラモーヌも後にウマ娘化されている。
関連リンク
- Gamewith攻略Wikiのコラム 現実の重賞で、ウマ娘血統の競走馬がいれば紹介している。
関連項目
脚注
- *メジロオードリーの孫で父エイシンフラッシュのキタノドーベルも同数
- *本馬と同じくエピファネイア産駒で母アルフィルクのジュンフシナ(母父アグネスタキオン、母母父トウカイテイオー、母母父父シンボリルドルフ)、父サトノクラウン・母クラウンリリーのマリノリリアン(母父シンボリクリスエス、母母父マンハッタンカフェ、母母母父エルコンドルパサー、母母母母メジロドーベル、母母母母父メジロライアン)と同数
- *父ダイワメジャーがダイワスカーレットの兄
- *母母母オグリローマンがオグリキャップの妹
- *本記事でも紹介したレディアイコが選抜されていたが回避した
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