ケレンシル家のミスルンとは、漫画『ダンジョン飯』の登場人物である。
概要
185歳のエルフの男性。銀髪でエルフには珍しい黒い瞳(若い頃は銀色だった)を持ち、右眼は義眼である。両耳の半分を切断されて失っている。
物語の舞台の島からはるか西方に位置するエルフの王国が保有する迷宮調査隊、通称『カナリア隊』の隊長。
迷宮の入り口の村メリニに調査の為に訪れ、迷宮地下1階で迷宮の主である狂乱の魔術師を追い詰めるも、短命種による迷宮の攻略を目論む冒険者のカブルーにより妨害され深層に転落。カブルーに利用価値を見出したミスルンは、彼と共に本作の主人公ライオスを追って深層を探索することとなる。
人物
かつての迷宮の主。悪魔への復讐心以外の全ての欲求を悪魔に喰い尽くされており、感情に乏しく常に無表情である。
などの戦術を使い分け敵を翻弄する。
反面食欲や睡眠欲、魔力切れや排泄欲すら感じられない(日常生活は送れるが迷宮探索中は悪魔の捜索に気を取られその他の事が疎かになりがちである)という特性のために無理をしがちであり、部下や仲間による世話…というか介護が必須である。
合理的判断に長け、部下への指示も適切だが悪魔を前にすると普段の冷静さを失い、前述の特性もあって無謀な行動を起こそうとしてしまう事もある。
独特の方向感覚を持ち、悪魔への最短ルートへ自然と身体が動いてしまうがしばしば周囲から見て全くの見当違いな方向に向かって動くため方向音痴だと思われている。
来歴
北中央大陸の名門貴族の家に生まれる。若い頃は類まれなる美貌と才能、物腰柔らかな性格を持つ完璧な青年と周囲から見られていたが、実際には周囲の全ての人間を見下していた。
しかし彼の本当の父親は母親の不倫相手であり、そのせいもあってかカナリアに送られることとなる。
カナリアでも周囲から慕われていたが、144歳の時に調査に訪れた迷宮「中央監視塔」に巣食う悪魔によってコンプレックスに付け込まれ145歳で迷宮の主となる。
迷宮での幸福な生活は5年で瓦解し、最終的に悪魔に欲求と右眼、耳を喰われ廃人状態になっていた所を迷宮調査に来たカナリア隊員のミルシリルに発見され介抱される。
その後はリハビリに励み、170歳の時に起こったウタヤの迷宮の崩壊を機に現役復帰を決意し、171歳で再入隊。ウタヤで発生した大規模な人員損失で人手不足となっていたため復帰後すぐに隊長の地位が与えられる。
185歳で訪れた島の迷宮で悪魔の消滅に遭遇する。迷宮崩壊後はメリニに残り悪魔の行方を追っている。
関連する人物
- 兄
ミスルンの兄。一族の誰にも似ていない上に虚弱かつ頭も悪く、不義の子だと噂されていた(前述の通り、実際に不義の子だったのはミスルンの方である)。
彼の代わりにカナリアに送られたミスルンにとって激しい憎悪の対象であり、悪魔もミスルンを迷宮の主として取り込む際に魔法の鏡を使って兄がミスルンの想い人と食事している光景を見せコンプレックスを刺激した。
現在の兄弟仲は良好である。 - トール家のミルシリル
カナリア元副長で、欲求を喰われて廃人状態となっていたミスルンを介抱した人物。ミスルンが迷宮の主となる前はそりが合わずミルシリルの側から避けていた。 - カブルー
ウタヤの迷宮崩壊の際に実母を失いミルシリルの養子となった人物で、島の迷宮で活動する冒険者パーティーのリーダー。短命種による迷宮攻略を目論みミスルンを妨害しようとしたが、利用価値を見出したミスルンにより生かされ行動を共にし、迷宮の真実を知る事となる。
悪魔の消滅後、生きる目的を失い再び廃人になりかけたミスルンを励まし、新たな人生を送る気力を取り戻させた。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ライオス・トーデン
- ファリン・トーデン
- マルシル・ドナトー
- チルチャック・ティムズ
- イズガンダのセンシ
- シュロー(ダンジョン飯)
- カブルー(ダンジョン飯)
- デルガル・メリニ
- マルシルの地元の郷土料理
- 愛らしいエルフの負け犬
- シスル(ダンジョン飯)
- 思ったよりヤバイのが出てきたな どうすんだこれ
- 世界中の人間がお前になびくと思うな(好き)
- 1日3食しっかり食べて睡眠をとってる俺たちのほうがずっと本気だった!!
- うんちから森ができる
- カーカブルードのナマリ
- メリニ村
- アシビア(ダンジョン飯)
- ヴァリ家のパッタドル
- イヅツミ(ダンジョン飯)
- ダンジョン飯の関連項目一覧
- センシはいつもかっこいいよ
- キメラ(ダンジョン飯)
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- ページ番号: 5650662
- リビジョン番号: 3263346
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